ヒト多能性幹細胞由来肝細胞培養系を用いた脂肪肝炎のin vitro解析系に関する論文を発表しました
肝臓における過剰な脂質蓄積は、脂肪肝や肝がんのリスクを高める「脂溶性毒性(リポトキシシティ)」を引き起こします。一般に飽和脂肪酸は毒性が強いことが知られていますが、不飽和脂肪酸が肝炎の発症にどのような役割を果たすかは十分に解明されていませんでした。本研究では、ヒトiPS細胞から作製した肝細胞を用い、飽和脂肪酸: パルミチン酸、不飽和脂肪酸: オレイン酸、ER(小胞体)ストレス誘発剤: ツニカマイシン、タプシガルギンの添加物による細胞への影響(生存率や遺伝子発現)を検証しました。 その結果、飽和脂肪酸(パルミチン酸)が単独で小胞体ストレスを引き起こし、細胞死を誘導する一方で、不飽和脂肪酸(オレイン酸)は 単独では細胞死や小胞体ストレスを誘発しない。しかし、不飽和脂肪酸に「小胞体ストレス」が加わると、強力な細胞死が引き起こされ、脂質合成系酵素の発現も著しく抑制される相乗効果が見られた。 これらの結果は、不飽和脂肪酸そのものに強い毒性はなくても、「不飽和脂肪酸の蓄積」と「小胞体ストレス」が組み合わさることで肝細胞死が誘発されることが示されました。脂肪肝
1月27日
第4回 JSH International Liver Conferenceに参加しました
2025年9月25-26日に東京・京王プラザホテルで開催されました第4回 JSH International Liver Conferenceに参加しました。”Analyses of pluripotent stem cell-derived liver culture system regulated by transcription factors”という題でシンポジウム発表を行いました。
2025年9月28日
第32回肝細胞研究会・第39回肝類洞壁細胞研究会に参加しました
2025年7月25-27日に北海道大学医学部フラテホールで開催されました第32回肝細胞研究会・第39回肝類洞壁細胞研究会に参加しました。「肝臓細胞の新規培養系」に関するシンポジウムの座長を務めるとともに、”ヒト胆汁酸モデルマウスを用いたFXR欠損進行性家族性肝内胆汁うっ滞症...
2025年7月27日
肝臓特異的Nr1h4(Fxr)欠失による重篤な肝障害の誘導に関する論文を発表しました
進行性家族性肝内胆汁うっ滞症(PFIC)は、肝臓内の胆汁の蓄積などで肝障害を誘導する疾患である。我々は、マウス特異的な胆汁酸代謝酵素Cyp2a12, 2c70を欠失したCYPDKOマウスを用いて、ヒトに類似した疎水性胆汁酸下でのPFICモデル開発を行っている。本研究では、P...
2025年6月9日
第7回医薬品毒性機序研究会に参加しました
2025年1月8-9日にグランシップ静岡で開催されました第7回医薬品毒性機序研究会に参加しました。シンポジウム4 肝臓・肝毒性の基礎で招待講演を行い、”新規in vivo実験系における肝薬物代謝・毒性の解析”について発表しました。
2025年1月10日
ヒト胆汁酸様マウスを用いた新規胆汁うっ滞症のモデルを報告しました
肝細胞における胆汁トランスポーターの異常などによって引き起こされる肝胆汁うっ滞(PFIC)や肝障害は、根治療法なども存在せずその病態の解明が必要である。しかし、ヒトとマウスの胆汁酸組成の種差によって、ヒト疾患を詳細に再現できる病態モデルが存在しない。本研究ではPFIC3の原...
2024年8月5日
第31回肝細胞研究会に参加しました
2024年7月25-26日に東京大学弥生講堂で開催されました第31回肝細胞研究会に参加しました。「発生・再生」に関する口頭発表の座長を務めるとともに、”ヒト胆汁酸組成マウスを用いた胆汁うっ滞モデル系の構築”という題で口頭発表を行いました。
2024年7月26日
新学術領域研究”性スペクトラム”領域会議に参加しました
2020-2021年度の新学術領域研究”性スペクトラム”に公募班として参加し、研究してきました。その成果発表会として、2022年3月24日~26日にかけて、大阪大学豊中キャンパスにおいて第6回領域会議が開催されました。性スペクトラムに関する研究発表のDiscussionを行...
2022年3月26日
肝前駆細胞の成熟化を促進する新規因子を同定しました。
マウス胎仔肝前駆細胞・ヒト多能性幹細胞由来肝前駆細胞の成熟化を誘導する因子として、Kruppel Like Factor 15(KLF15)を同定しました。この研究成果は、Scientific Reportに報告しました。 (安斎・鶴谷・紙谷) ...
2021年9月17日
第28回肝細胞研究会に参加しました
2021年9月10-11日に淡路島(ハイブリッドWeb)で開催されました第28回肝細胞研究会に参加しました。肝再生に関する口頭発表の座長を務めるとともに、”転写調節因子による肝機能の性差制御機構”という題で口頭発表を行いました。
2021年9月11日



